サウジアラビアのムハンマド皇太子が映画館や女性の運転を解禁する大改革を行いました

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世界有数の産油国で、イスラム教の教えを厳格に守る中東の大国・サウジアラビアが大きな改革に乗り出しました。2018年4月20日には映画館のオープンセレモニーが開催されました。

サウジアラビアとは

正式名:サウジアラビア王国

首都 :リヤド

公用語:アラビア語

国面積:約215万km^2で世界で13位

人口 :2920万人で世界で45位

この国はアフリカ大陸の東のアラビア半島の大半を占め、中東・西アジアの国家でもあります。

世界2位の原油埋蔵量を持つ国でもあり、石油の輸出国はアメリカ合衆国をはじめ、多数の国を相手としています。

また宗教はイスラム教が国家であり、西部に聖地のメッカがあります。

そのため世界各地から巡礼者が訪れるため、イスラム世界においての影響力は最も大きくなっています。

但し、サウジアラビアは死刑や宗教の自由、女性の人権などについて批判も多くなっています。

特に女性の人権については、2009年の世界経済フォーラムのジェンダー・エンパワーメント指数が134ヵ国中130位でした。

そのため唯一女性が運転を禁止されたり、婚前性交渉で女性が死刑を受けやすかったり、大学でも初期の頃は男性教員と直接会うことができず、親族男性以外と口を利いてはならないなど、女性差別の影響が非常に大きな国でした。

(参考:Wikipedia)

今回の大改革について

サウジアラビア王国は元々、宗教の関係で男女が同じ空間で長く過ごすことを問題視される傾向がありました。

但し、娯楽を求める国民が頻繁にアラブ首長国連邦などの近隣国に出かけ、巨額の消費が国外に落ちているのが実情だという問題もありました。

ムハンマド皇太子(32歳)はそういう若者たちの行動を気にされていたのでしょうか。

大改革の一つが、35年ぶりの映画館の解禁です。

映画館は1980年代は低俗で罪深いものと非難する宗教界の保守強硬派の働きかけを受けて閉鎖されていましたが、2018年4月20日にオープニングセレモニーが行われました。

男女の区別なく着席できることに対し、来場者の女性が「すばらしいわ!隣に座る人の性別なんて気にする方がおかしいわ」と発言されたそうです。

そして二つ目の大改革が、今年の6月に予定されている女性の車の運転の解禁です。

既に外国人の女性教官らによる教習も行われているそうです。

日本語教師のフダ・アハメドさん(29歳)も運転解禁を心待ちにする一人であり、「たくさんの場所に行きたいです。友達に会いに行きたい。」「とても楽しみです。」との発言があったそうです。

女性が外出する際には黒い布で全身を覆うなど、日常生活にも制約が課されていましたが、ムハンマド皇太子は「ビジョン2030」と名付けた社会・経済の大改革を次々に実行に移し、特に若者に支持されているそうです。

ムハンマド皇太子は穏健なイスラムへの移行を進めることで、人口の過半数を占める若者層を中心に支持基盤固めを狙っているとみられています。

更に来年2019年には、運動競技場への女性の入場者を認めるなどの、規制緩和の検討を進めておられるそうです。

(参考:日テレニュース、毎日新聞ニュース)

この大改革を通じて

サウジアラビア、、確かにイスラム教のイメージが強くてこのような規制に関して非常に厳しい印象がある国だったと思います。

ただ、いくらなんでも教育や男女差別に思われることまで規制があるみたいなので、もう少し今回のように緩和されても良いのではないかと、執筆者の私も思いました。

逆に日本では性的暴行事件やセクハラ、また過去にあったオウム真理教による地下鉄サリン事件などの宗教イメージを非常に悪くする事件等、自由になりすぎて問題となっていることも多いですよね。

サウジアラビアにも今までの宗教で良かったことが、きっと何かあると思いますので、改革を行いつつ、良かったことの伝統も引き続き受け継がれていけばと思います。

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