結核ゼロを目指す政治宣言が国連総会で採択され、日本からは加藤勝信氏や別所国連大使らが出席されました

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世界最大の感染症である結核をめぐり、9月後半に国連総会に各国の首脳級が集まって新たな対策が打ち出されました。過去の病気と思われがちですが、日本でも6人に1人が感染していると言われています。

結核とは(概要)

主に結核菌により引き起こされる感染症で、最初は1882年にロベルト・コッホによって発見されました。

日本では明治初期まで肺結核は労咳(ろうがい)と呼ばれていました。

空気感染が多く肺などの呼吸器官での発症が多いですが、感染者の大半は症状を発症するケースは少なく、無症候性、潜伏感染が一般的だそうです。

但し潜伏感染の約10分の1が最終的に症状を発症し、治療を行わない場合は、発病者の約半分が死亡すると言われています。

初期症状としては全身倦怠感、食欲不振、体重減少、37℃前後の微熱が長期間にわたって続く、就寝中に大量の汗をかく等で非特異的であり、咳等も疾患の進行にしたがって顕在化するそうです。

抗菌剤による治療法が確立する以前は「不治の病」と呼ばれていました。

そのため、結核患者は感染症予防法により、負圧設備のある結核病棟への入院が義務づけられているそうです。

(参考:Wikipedia)

国連総会で行われた議題内容とは

<国連総会で首脳級が会合>

元々国連総会では各国の首脳が集結し、北朝鮮問題などで議論が白熱していました。

実はそんな中で、結核をめぐって各国の首脳級らによる会合も開かれていたそうです。

この時、日本から出席された厚生労働省の加藤勝信氏は26日に、「結核は今もなお、世界で年間170万人もの尊い命を奪っている」と主張されました。

<日本でも2000万人が感染>

「過去の病気」と思われがちな結核ですが、感染症としては世界で最も死者が多い病気と言われているそうです。

先進国も無縁ではなく、日本でも6人に1人、およそ2000万人が感染しているそうです。

今年7~9月の間だけでも、東京や長野、京都など各地の医療機関や施設で感染者や発病者が相次いだとのことです。

世界の各国々では診断や治療を受けられない人が多く、感染に気づかず拡がるそうです。

このような事態になることから、今回国連が対策に乗り出したとのことです。

この時、日本の別所国連大使は18日、「首脳級会合が、結核の撲滅に向けた新たな弾み、動きにつながることが重要」と発言されました。

<“2050年までに結核ゼロを目指す”宣言採択>

今回の会合で、2050年までに結核ゼロを目指す政治宣言が採択されました。

日本の厚生労働省の加藤勝信氏は「根絶に向けて、国際社会の決意を新たにすべきだ」と主張されました。

またこの採択で、感染者の治療の対策費を今の約2倍となる年間130億ドル(約1兆4000億円)に増やすことで合意し、4000万人分の治療費と3000万人分の予防対策に充てる方針になったそうです。

結核交渉を担当されている国連日本代表部の江副聡参事官は「戦後までは結核が国民病と言われ、死因の1位を占めていたが、大きく結核対策を進めて大きく削減した実績がある」と発言されました。

日本政府は、東京オリンピックで大勢の外国人が来ると予想される2020年までに、最大限、患者数を減らすことを目指しているそうです。

(参考:日テレニュース)

このニュースを通じて

国連で話題になるくらいですので、結核の恐ろしさを改めて実感しました。

普段の咳き込みや微熱などと区別がつきにくいので尚更ですね。

日本国内でも人によってはこのような感染症を拾ってくることを恐れてなかなか海外に行きたがらない人も多いと思います。

逆に東京オリンピックも各国から集まる訳ですから今のうちから対策が必要ということですね。

確かに結核の感染の可能性が高い東京都というイメージが付いてしまったら大変なことになりますからね。。

ただ世界から見れば、診断や治療が受けられるだけでも幸せということになるのでしょうか。

食事もろくにできない難民の子供たちがこのような感染を受けてしまっては、生きていくのが非常に辛いですからね。

日本から出向されている医療関係者には敬意を表したいと思います。

結核ゼロに向けては是非とも頑張っていただきたいと思います。

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